2006年 06月 08日 ( 1 )

色のなかに。

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さんざん悩んだあげく、
晴れているのは今日までかも…という予報に動かされ、
神戸大丸でしている
「ロバート・キャパ写真展 CAPA IN COLOR」にむかった。
50~60年前の写真とはとても思えないような鮮やかな青空を背に、
映り込む人々。
空気が違うのだろうか?
私がアメリカで写真を撮ったときもそうだった。
空気が違う。と感じる。
もちろんキャパと同じとはとてもじゃないけれど言えない。
時代も場所も気持ちも全く違う。
以前にも書き込んだかもしれないけれど、
私にとっての写真は欲張りだ。
大切な人、大切なもの、ずっと見ていたい一瞬、
逃したくない表情、心から美しいと思える一瞬。
目の前にする素敵に揺り動かされて私はシャッターを押す。
報道カメラマンとして戦場に赴いていたキャパとは意識が全く違うだろう。
カラー写真の作品展示の最後には、
彼が地雷を踏み亡くなる直前の写真があった。
最期にみた視線の先に、何を感じ見たんだろう。

いつもなら実際の作品と色が違う図録は買わないことにしている。
後で見返したときに、違和感を感じるから。
でも今回の作品の印象を思い起こせる手がかりに、と購入した。
ちょうど、人が青空の青色を調節して見るように。

どこまでも限りなく透き通って誰の上にも広がる青空。
宇宙がこのもっと奥にあるんだ、と思える。
そんな空を私はこれからも撮って行きたいと思う。

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by juri_ri | 2006-06-08 11:49