ムナーリのことば

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『ムナーリのことば』
ブルーノ・ムナーリ 著 阿部 雅世 訳

映画待ちの間、読んでいた本です。
ブルーノ・ムナーリ、美術を好きな人なら知っている人かも。
美術家・グラフィックデザイナー・プロダクトデザイナー・
教育者などなど、たくさんの顔を持っている人。
美術作品を知らなくても、
シンプルでなおかつすてきな色彩の絵本なら
手にとったことがあるかも◎
こどもの世界へ深い興味を持って
こどものためのワークショップなどもひらかれていた
なんともcharmingな方です。

そんなムナーリが晩年、
いろんなところで書き込んだ自身のことばを、
自ら選んで編集したのがこの本。
詩的なものから、なにげない日常のことばから、
ものがたりのようなものまで
すてきなすてきなことばが綴られています。

表紙の少年はムナーリ本人。
手にある懐中時計をみています。
本文にある彼自身のことばを借りると
    
    おとなのしるしに 懐中時計をつけてもらった
    そのとき 僕は10歳で
    でも 何時におとなになったらいいのか
    よくわからなかった

読んでいて、ふふっと微笑んでしまうようなことば。
そのpureな感情に心が洗われます。

本屋さんで何を読もおかな〜とうろうろしすぎて
疲れてなんでもいいか、と思ったときに
ふと目に入ってきたのがこれだったのですが、
前からちらりと立ち読みをしていて、
いつか買おう!と思って延び延びにしてものでした。
前日にちょうど「ことば」の事を考えていて
(ことばを使って作品を作っていたので)
ちょっと気持ちに水を与えないと、と思っていたときに
ぴたりときた本でした。

読みながら、心の中は感嘆でいっぱいで、

    木
    それは
    たったひとつの種の
    ゆっくりとした
    爆発

ということばには
頭の中にゆっくりと進むイメージが流れました。
カフェにて自分から抜け出てました笑
それぐらい、とってもとってもうるおいをあたえてくれる
本に出会ってよかった!と思います◎

映画が始まる前にちょうど読み終えたのですが、
心の中が透明になったような心持ちでした。

もしよければ、本屋さんで
一度、ムナーリさんの本を手にとってみてみてくださいね。
すてきな時間を過ごせれると思います。

実は同じくブルーノ・ムナーリの本を
もう一冊購入しています。
その本も読み終わり次第、ご紹介しますね◎


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by juri_ri | 2010-02-22 14:27 | 言の葉
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