大丸ミュージアム・神戸にて19日まで開催されているものです。 女流画家、上村松園さんのご長男さんになります。 母が美人画を描く人なら、 息子は花鳥画を描く人。 華やいでいました。 以前、私の母が松園さんの美人画が見たい!と言って 付き添いで行ってから、このご家族の純粋にファンになりました。 事細かな着物の柄や自然な表情、 生き生きと存在する植物や佇む動物。 艶やかな世界が広がります。 今回の松篁さんの作品は大きなものが多く、 ため息が洩れるほどの見応え。 特にこの「鳥影趁春風」の白木蓮は あの少し厚手の花弁の質感までが 目を通して触れたように感じたのです。 この展覧会からたくさんの花々、 たくさんの鳥や動物たちを見た私は 心だけがどこかふわっと 違うところに行ってしまいそうでした。 今回の展示用に作られた図録はなかったのですが、 奈良にある『松伯美術館』から 所蔵作品集がおいてあったので そちらを購入しました。 さすが、お孫さんの上村淳之さんが 館長をされてるだけあって、 普通の出版物より色がきれいでした。 都合が付けばいつか行って見たいなと思います。
by juri_ri
| 2007-02-14 20:05
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