蕩蕩、滔滔、登登なるもの。

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『How are you,PHOTOGRAPHY?』展での
作品のタイトルです。

蕩蕩も、
滔滔も、
登登も、
すべて、『とうとう』と読みます。

実は「能にして能にあらず」と言われる
『翁』の謡出しに
「とうとうたらり たらりら」という言葉があり、
その言葉の意味は諸説あって、
笛の謡の訛りであるとか、滝の水の音であるとか、
チベット語の祝言であるとか、永遠の擬音語であるとか、
解説され訳されてたりもしていますが、
言葉の響きに心地よさを感じて、
『とうとう』を調べているうちに出会ったのが
この「蕩蕩、滔滔、登登」でした。

広辞苑によると、
『蕩蕩』ー広くおおきなさま、平易なさま、
     水勢の強く激しいさま、
     法度のやぶれすたるさま、
     おだやかなさま、ゆったりしたさま。
『滔滔』ー水の盛んに流れるさま、
     弁舌のよどみないさま、
     広大なさま。
『登登』ーどこまでも高くつづいているさま。
とありました。

もともと今回撮るものたちは決まっていて、
そこにどう名付けようか?と
思っていたところ出会った言葉。
私の内で勝手な想像が
作品のイメージと繋がってしまいました。
写るものたちへの憧れでもあり、
皮肉でもあるような言葉だなと思い、
3つの言葉を並べたのです。
私のイメージですが。

学生の頃はよく英辞書や国語辞書などを
始めから最後まで、本を読むのと同じように読んで、
いろんな言葉に出会っていたのですが、
しばらくそんなこともしていませんでした。
そしてすっかり忘れてしまっています。。。
自分の時間が増えたら、またしたいな。
言葉から色をイメージしたり、
言葉の印象で絵を描いたり、
こんなおもしろい遊び、ないと思うから。

展覧会は今日から始まったばかりですが、
来年はもっといっぱいこうして遊び創りたいと思います☆





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by juri_ri | 2008-12-08 23:54 | 言の葉
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